工場勤務の正社員で働いてみたいと思っている方でこのようなことをお考えではありませんか?
「モノをつくるから楽しそう」
「力仕事のイメージがあってきつそう」
楽しい・きつい結局どっちなのか?
そう思われている方はたくさんいると思います。
結論から言いますと、仕事の内容によって全く異なります。その人にその作業が合ってるか・合ってないか、ここも重要なポイントになってきますね。
また人によってはメリットと思われることがデメリットだったり、逆にデメリットと思われることがメリットの場合もあります。
感じ方は人それぞれの部分はありますが、正社員で働くことによって得られるメリットは多くあります。
今回の記事では正社員だからこそのメリット・デメリット、工場勤務のきつい・楽しい点をご紹介します。

楽しいと思えるパターンも分かります!
- 正社員だからこそのメリット・デメリット
- 工場勤務のきつい・楽しい点
- 会社以外の正社員メリット
工場勤務正社員のメリット・デメリットは?

正社員で働くことは良いと感じることもあれば、悪いと感じることもあります。
年収が良くなるという利点はありますが、同時に責任を伴う作業をする必要がありますね。
工場勤務正社員のデメリット


正社員のデメリットって?
工場には正社員、契約社員、派遣社員、パート、アルバイトと様々な雇用形態があります。
どの雇用形態でも働くことに変わりはありませんが、正社員ならではのデメリットが存在します。
責任を問われる作業を任される
その人の作業次第で製品に様々な影響が出てしまう。
そのような作業を任されます。
- 会社にとって重要な製品をつくることを任される
- 段取りから生産まで1人でやることもある
- 製品に不具合が生じた場合原因を追究される
もちろんどの雇用形態でもミスをすれば影響は出てしまいますが、より会社の損益に直結する作業を行い、不具合が生じた際はこと細かく問われます。
質の高い仕事を求められる
製品の質はもちろん、作業効率や仕事量などさらに高い質を求められます。
正しい製品をつくれば会社の利益となりますが、ただ単に製品をつくることだけを会社側は求めていません。
さらに効率よく生産量を増やすために仕事の質も重要視されます。
逆に言えば質の高い仕事をこなし続けると評価され、昇給・昇進に近づきます!
報連相は最重視
なにごとにも報連相がなければ信頼を失う可能性があります。
報告
1日の作業がうまくいってもいかなくてもその日の状況を確実に伝えなければなりません。報告することでその日の進捗が把握できます。
連絡
なにかあったら速やかに連絡しなければなりません。知っていたのに放置して後から連絡すると会社に迷惑がかかってしまう可能性があるので迅速に連絡しましょう。
相談
働いていると必ず悩みや迷いなどが生じます。その際はしっかり相談することで問題解決の糸口になります。
このように報連相をすることで問題が発生しづらくなるので正社員ですとさらに報連相を意識しなければなりません。
工場勤務正社員のメリット


正社員だとなにが良いの?
正社員だと得するメリットがあります。
正社員ならではのメリットをご紹介します。
年収が良い
業種にもよりますが他の雇用形態とは給与の基準が異なります。
業績給が貰えたり、ボーナスが多く貰うことができ、それに加えて各種手当が貰えるので未経験だとしても比較的年収は良い傾向にあります。
特別な資格がなくても活躍することができます。
契約期間に定めがない
無期限雇用なので契約更新・解除などの手続きもなく、会社都合でいきなり契約を切られる心配はありません。
このような不安を持つこともなく、基本的に欠勤せずちゃんと作業をしていれば長く勤めることができます。
いろいろな作業に携われる
正社員ですと作業をしていくうちにいろいろな作業を任されます。
作業➀ 初めの頃は出来上がった製品の検査と運搬をする
作業➁ 製品をつくっている機械のオペレーターと段替えをする
作業➂ 班のリーダーや責任者になって班のコントロールをする
➀→➁→➂のようにその人の活躍によって作業が変化していき、部署移動をして全く違う業務に携わるパターンもあります。
うまくいけば将来的には役職に就くことも可能です。
工場勤務できつい・つまらないと思ってしまうこと


どういうところがきつい・つまらないの?
楽しいと思えることもたくさんありますが、現実を言いますと楽しいことばかりではありません。
きつい・つまらないと思ってしまうことをご紹介します。
同じ作業に飽きてしまう
単純作業が多い傾向にあるので覚えてしまえば飽きてしまう場合があります。
入社したばかりの時は手順を覚えるために必死に作業して1日があっという間に過ぎてしまうものですが、慣れると飽きてしまうこともあり仕事の時間が長く感じるかもしれません。
ずっと同じ作業ができない人や、新しいことにチャレンジし続けたい人はつまらないと思ってしまうかもしれません。
- いかに効率良く仕事をこなせるかを考え、やりがいを見つけましょう!

やりがいの感じ方は人それぞれですが、覚えた仕事をさらに簡略化したりしてやりがいを見つけていってほしいです!
自分の個性を表現しにくい
同じ作業をしている人がたくさんいるので作業効率が人1倍良い!とかではない限りなかなか自分の良いところを表現できません。
「自分の考えでは○○した方が絶対効率が良いと思うんだよなぁ」
「あの作業を改善すれば楽に作業できると思う」
そんなふうな考えがあってもその意見を上司に発言したり、思った改善を実施しなければ自分の良い部分を周りに伝えることができずつまらないと感じるかもしれません。
- 思い立ったら行動して自分の知識や経験を生かしましょう!

ちょっとした行動でも変わることがあります!
作業環境が悪い
工場内の断熱状態や、空調設備が整っていないと夏は暑く、冬は寒くてきついと感じてしまいますね。
暑いと熱中症になる可能性があり、寒いと手先がうまく動かず作業に支障をきたすかもしれません。
最近では省エネに力を入れている企業も多く空調設備使用を制限している場合もあります。
しかし、労働安全衛生規則の第六百六条には以下のように記載されています。
第六百六条 事業者は、暑熱、寒冷又は多湿の屋内作業場で、有害のおそれがあるものについては、冷房、暖房、通風等適当な温湿度調節の措置を講じなければならない。
引用元:労働安全衛生規則(昭和四十七年労働省令第三十二号)
このような規則もあるので健康を害す気温にすることは原則できません。
- 夏はこまめに水分補給をし、冬は服を着こんだりホッカイロなどを貼って対応しましょう!

体調こそ働くための一番大事な部分なので、体調管理はしっかり行いましょう!
スキルを伸ばしにくい
基本的に覚えてしまえば仕事ができるので自分のスキルを伸ばせる機会があまりなく、一定のスキルで滞ってしまうかもしれません。
様々な仕事を任されてたくさんのスキルが身につくパターンもありますが、現場のリーダーになったり部署移動などがない限りはなかなかそのような機会も訪れずつまらないと思うこともあります。
- できる限り積極的に様々な仕事に挑戦して自分のできる仕事の幅を広げましょう!

ひとつの仕事に限らずどんどん挑戦すれば、新しいスキルも身につき頼りにもされます!
周りの作業員と相性が悪い
工場にはいろいろなタイプの人がいます。
- 新人に厳しい
- 言葉遣いが悪い
- なにかミスをするとすぐ怒鳴る
など、こういった人が中にはいます。
周りとの相性が合わないと仕事もつまらなくなり、きついと感じてしまいます。
- そのような人とは必要最低限のやり取りだけをして距離を取りましょう!
- そのような人より仕事を覚えてなにも言わせないようにしましょう!(これ効果大です笑)

味方になってくれる人も必ずいます!
嫌なことは抱え込まず、人に打ち明ければ少しは楽になるはずです。
工場の人間関係についてはこちら↓
工場の人間関係最悪?関係が左右される3つのポイント
工場勤務で楽しいと思えるパターン


どういうところが楽しいのかな?
工場勤務には様々な職種があります。
この様々な職種がある中でもっとも多くの人員が確保されているのが現場作業になります。現場作業とは機械オペレーター、品出し、ライン作業などのことを言います。
工場の仕事内容についてはこちら↓
どんな仕事!?工場の主な仕事内容について簡単に解説
現場作業で楽しいと思えることを見ていきましょう!
モノづくりに直接携われる
業種はいろいろあります。
例えば普段の生活で必要な「車」や「電化製品」が完成するまでの過程を知ったり、その部品がどの工程でつくられているモノか直接目で見れるので、モノをつくることが好きな人には楽しいと感じることができます!

モノをつくることが好きな人にはピッタリ!
機械を操作できる
生産に関わる機械を操作することができます。
プレス機、切削機、混練機など業種によっていろいろな機械があり、自分の手で操作してモノをつくるのでモノづくりをしている実感が湧き、やりがいを感じることができます!
オペレーターとしての技術を磨けば新製品をつくるときや、メンテナンスするときなどに仕事を任され信頼される存在にもなれますね。

機械操作に興味があれば尚楽しい!
周りの作業員と仲良くなれる
工場はコミュニケーションがあまりないと言われていますが、同じ仕事をする仲間は必ずいるので最低限のコミュニケーションは必要であり、挨拶や会釈は必須になります。
同じ作業を一緒に行うので自然と会話をするようになり、仲良くなれます。
相談事や日常の会話、気楽に話せる仲間に巡り会えます。
私の経験上、もちろん嫌な人もいましたが、仲良くなれる良い人もどこの職場でも必ずいました!
働いていれば仲良くなれる人に巡り合えるはずです。
仲が良くなれば仕事もやりやすくなり、やる気UPにもなりますね。

雰囲気が良いと自然と楽しい気持ちになります!
作業を正しくこなすと評価してもらえる
当たり前のことを書いてしまいましたが、実は工場ならではの良いところです。
生産するにあたって必ずマニュアルがあり、できるだけ効率良く生産するために簡単な手順がつくられています。
機械故障などでマニュアル通りに作業しても不良が出てしまう場合がありますが、基本的には決められた手順さえ守れば良い状態の製品ができあがる仕組みになっています。
『決められたことを守ることができる=作業を正しくこなす=会社で評価してもらえる』に繋がります。
モチベーションも上がりますね!

マニュアルをしっかり頭に叩き込もう!
自分なりに創意工夫ができる
先ほど述べましたが作業を正しくこなすことができれば良し。
ですが、さらに生産性を上げ不良を低減させるために一部の手順をさらに簡略化したり、作業内容を改善すればやりがいにもなります。
同じ作業の中にも必ずムリ・ムダがあるので、どうすればもっと簡単・楽に生産できるかを考え、それを実践する。
それなりに作業の経験や知識も必要ですが、これもまた会社で評価してもらえることに繋がりますね。
やりがい+評価も得られ、楽しいと感じることができるはずです!

仕事をやっていくと改善したい点が必ず見つかります。
自分が行動することでやりやすくなったり、評価も得られちゃいます!
会社以外でも実はこんなところにメリットが!

実は会社以外でも得するメリットはあります。
勤務期間によって左右されますが、私が感じた代表的なメリットをご紹介します。
クレジットカードの審査が通りやすい
正社員でなければ審査が通らない決まりはないですが、正社員ですと通りやすいです。
なぜならカードを発行してもその人がちゃんと支払えなけばクレジットカード会社が損をするだけです。
なので安定した収入を得ているという意味で審査が通りやすくなります。
ローンが組める
車や住宅、ローン関係を組むことができます。
会社以外で1番良かったと感じたことは住宅ローンを組むことができ金利も抑えることができたことです。
会社の信用性にもよって変わりますが、正社員であったからこそ住宅ローンを組むことができました。

そもそも勤めて○年経っていないとローンは組めません。なんてこともあるのでご注意ください。
まとめ:責任は伴うが工場勤務正社員のメリットは多い

今回の記事では工場勤務のきつい・楽しい点、正社員だからこそのメリット・デメリットご紹介しました!
人や仕事内容によって「楽しい」、「きつい・つまらない」は大きく左右されます。
しかしながら正社員で働くことによるメリットは多いです。
なにより未経験でも年収が良く、会社以外のメリットもあります。
入社当社は正社員ではなくても働いていくうちに『正社員で働いてみない?』など声をかけられる場合もあります。
パートやアルバイトの方ですと勤務内容も大きく変わるので、その際は慎重に検討してください。
未経験でもやる気さえあれば活躍できる仕事になっています!
工場勤務に興味がある方は是非検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。

以上!まるしばでした!
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