実際のところ工場の夜勤ってきついの?楽なの?
このような疑問をお持ちではないでしょうか。
「夜働くからきついでしょ」
そのようなイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。たしかにきついと思うこともありますが案外良いところもたくさんあります。
むしろ夜勤があった方が嬉しいという人もいるくらいです。
今回の記事では工場夜勤のきつい・良いところ、工場夜勤の概要を私の工場勤務経験を交えながらご紹介します。
記事の後半では夜勤中の過ごし方と夜勤の制度などをご紹介します。
- 工場夜勤のきつい・良いところを知りたい
- 夜勤の交代制ってなに?
- 夜勤中の過ごし方

夜勤に興味が湧くかもしれません!
工場夜勤のきついところ

まず夜勤のきついところをご紹介します。
夜勤の週は眠い
夜勤で代表的なきつい点とも言えます。
人間は夜寝る生き物なので、昼間にしっかり寝れたとしても睡眠の質が悪く仕事中に眠くなることは多いです。
日光は出ていますし家の環境次第ではほとんど眠れない場合もあり、どんなに努力しても夜寝る睡眠と同じ質を保つことは難しくきついと感じてしまいます。

私は夜食の後が特に眠いです。
人によっては苦にならなったり、特に眠気を感じない場合もあります。
夜に出勤しなければならない
1日の仕事を終えて家でゆっくり・楽しい時間を過ごしている人がいる。そんな中でも出勤をしなければなりません。
自分に直接なにか影響があるわけではありませんが、なんとなく気持ち的に嫌だなと感じてしまいますね。

夜勤やり始めの頃はそんな思いがありました。慣れたおかげか、今はなにも思わなくなりました。(笑)
周りの人と時間が合わない
家族や友人、恋人との時間を確保しにくいです。
・朝家に帰ったら学校や仕事などですでに家族がいない
・家族と夕食を一緒に食べることができない
・友人・恋人と仕事終わりに遊びに行くことができない
このようなことがあり、きついなと思ってしまいがちです。
周りの人と全く時間が合わないと、夜勤の週は人と接すること自体がほとんどない場合もあります。
人それぞれのライフスタイルにもよるので逆に夜勤の方が時間が合うという方もいるかもしれません。

私のライフスタイルには合っているのでそこまできついと思っていません!
休日の終わりが早く感じる
夜勤後の休日は一般的に最低でも2日間は確保されます。
一応2日間ありますが、休日初日は夜勤明けなのでほとんど寝て過ごして終わってしまうパターンがあります。
夜勤最終日が朝の8時に終わるとすればもう休日の8時間は消化しており、家に帰ってお風呂・ご飯の時間を終えたあたりで、すでに10時~12時くらいの時間になってしまうので休日初日はあっという間に時間が過ぎてしまいます。
夜勤明けでそのまま遊びに行く人もいるので一概にあっという間に時間が過ぎるとは言えませんが、そのような場合疲労は溜まってしまいますね。

これは感じますね。
休みが2日間あるのに実質1日くらいに感じます。
工場夜勤の良いところ

きついと思われる工場の夜勤ですが案外良いところもたくさんあります。
夜勤手当がもらえる

夜勤の1番の魅力と言えます。
法律上、夜勤手当が発生する時間帯は『22時~5時』です。時給換算では25%多く支払われます。
夜勤では1250円に上がり、仮に夜勤手当が発生する7時間をフルで働くと日勤より収入が1750円上がることになります。
年収に大きく影響します。手当が発生する時間の勤務が多いとそのぶん多く手当がもらえます。

この手当は相当デカいです。夜勤の醍醐味ですね!
交代手当がもらえる
ほとんどの企業では交代手当が付きます。
20時始業開始の場合は『1000円』
22時始業開始の場合は『1500円』
など、夜勤手当と違って企業で定められた時間に出勤した時点で手当が発生する仕組みであり、始業開始の時刻によって手当が決まっています。
仮に交代手当が1000円となっている場合、週5日勤務したとして単純に5000円ゲットできます。

これも嬉しいですね。
年収にも大きく関わってきます。
ただし、交代手当は法律上定められている制度ではないので手当が付かない企業も稀にあるのでご注意ください。
昼間は自由に時間をつかえる
昼間は好きなことに時間を費やすことできます。
・銀行、郵便局、役所など普段できない手続き関係ができる。
・休日だと混むお店で比較的空いてる時間に買い物ができる。
・お店が閉まる時間ではないので遊ぶことができる。
このように仕事帰りや休日だと不便な用事を昼間に済ませることが可能です。

いろいろな用事が済ませられるので助かります。私の場合、特に引越し関係の手続きのときかなり助かりました。
工場内の人が少なくて快適
上司(管理職)は基本的に夜勤の時間帯はいません。
上司との関係が超良好な場合は特に関係ないかもしれませんが、変に監視されたりすることもなく、気を遣って話したりする必要もないです。
また、人が少ない=人と接する頻度が少ないということなのでコミュニケーションが苦手な人でも快適に仕事をしやすい環境です。

これはめちゃくちゃ快適です!上司を気にせず黙々と作業できます。
通勤が快適
朝の通勤ラッシュにあたることがなく、快適に通勤できます。
朝は時間がなく慌てて家を出て、さらに通勤ラッシュにあたるともうそれだけで疲れますよね。
そのようなストレスがないことが結構良かったりします。

通勤は混むことなく車を運転できます!
私は日勤だと始業時間50分前に家を出ますが、夜勤だと始業時間35分前に家を出てます。
しかし、退勤時間によっては帰るときにちょうど混み合う時間になってしまうかもしれません。
朝が苦にならない
朝の早起きがつらい人は多いはずです。
昼間に睡眠するので夜の睡眠と比べればたしかに質は落ちてしまいますが、その影響もあり、朝の「布団から出たくない」と思うあの苦痛を感じにくいです。

夜勤だと家に帰ってから比較的早めに寝てしまうので
むしろ早く起きてしまっています。(笑)
基本的に残業は少ない
なにか緊急時のトラブルがない限り残業をすることはほとんどありません。
夜勤が終わるころには次の日勤者が出勤してくるので、業務引継ぎを済ませて終了の流れになります。

私は設備保全所属なので機械修理で残業をすることはありますが、それでも夜勤での残業は月3時間くらいです。私の会社の現場作業者ですと残業はほとんどないですね。
夜勤中の家での過ごし方

工場夜勤のきついところで『夜勤の週は眠い』とお伝えしましたが、少しでも睡眠の質を上げるコツをご紹介します。
日に浴びすぎないようにする
日をまったく浴びないことも良くありませんが、強い光は覚醒させてしまう作用があるので少なくとも就寝1~2時間前は日に浴びないように、
家に帰ったらカーテンを閉めておく。
寝るときはアイマスクを付ける。
など、できる限り日に浴びないようにしましょう。
消化の良い食事にする
帰宅後すぐ寝てしまう人も多いと思います。食事をする際はうどん、みそ汁、サラダなど消化の良い食事を心がけ、揚げ物、肉など脂っこい物やカフェインは控えた方が良いです。
寝つきが悪くなり睡眠の質も低下してしまいます。
湯船に浸かる
人間は湯船に浸かると体内の温度が上がり血の巡りが良くなって、疲労が取れやすくなります。
眠くてささっとシャワーで済ませたくなるかもしれませんが、湯船に浸かることがおすすめです。
ただし、湯船に浸かりながら寝ないようにだけ注意しましょう。
夜勤がある工場の「交代制」とはなにか

企業や部署によって2交代、3交代制を起用しています。
交代制とは1日の決められた生産量を2つの班で生産するか3つの班で生産することであり、一般的に3交代の場合は日勤、遅番、夜勤に分かれて働きます。
例.12月1日の生産計画が3000個だとします。
2交代の場合:A班が日勤で1500個、B班が夜勤で1500個生産
3交代の場合:A班が日勤で1000個、B班が遅番で1000個、C班が1000個生産
このように規定の生産量に対して交代しながらモノをつくることです。
夜勤はどの時間帯で働くの?

企業によって夜勤の開始時間は様々です。
夜勤が20時から、0時からなどいろいろなパターンがあります。
24時間機械を止めずに生産している場合もあれば、夜中など一部の時間は生産を停止している場合もあります。また、企業によっては土日関係なく連休以外は常に生産をしている場合もあったりします。
工場の班編成はどうなっている?

主に、
2交代の場合は2班か3班、
3交代の場合は3班か4班の編成になります。
例.土日が休日の場合
2交代:2班で構成され、月曜から金曜日まで生産
3交代:3班で構成され、月曜から金曜日まで生産
例.土日も関係なく生産をしている場合(シフト制)
2交代の場合:3班で構成され、連休を除いて毎日生産
3交代の場合:4班で構成され、連休を除いて毎日生産
土日も関係なく生産している企業だと、4勤2休を採用している場合もあります。
4日働いて2日休む。シフトに沿って休む形になるので、土日が休みの時もあれば平日が休みになることもあります。

私の会社では土日も生産しているので3班で2交代を採用しており、
4勤2休で働いています。
まとめ:夜勤はきついこともあるが案外良いところもたくさんある

今回の記事では工場夜勤のきつい・良いところ、工場夜勤の概要を私の工場勤務経験を交えながらご紹介しました!
向き・不向きはありますし、きついところもありますが案外良いところも多く、なにより手当が発生するの魅力的ですね。
昼間は自由に時間をつかうこともできるので人によっては夜勤が好きという方もいます。
しかし、体調は崩しやすくなっているので体調管理をしっかり行い、夜勤とうまく付き合っていくことが大事です。
工場夜勤に興味のある方は1度チャレンジしてみるのもアリですね。
向き・不向きはやってみないとわからないことも多いです。
もし夜勤をやってみたいと思ったら変に難しく考えず『試しにやってみるか』くらいの気持ちでチャレンジしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございます。

以上!まるしばでした!

