工場勤務の服装と言えば帽子を被っているイメージはありませんか?
「暑いから帽子を取りたい」
「髪の毛ぺちゃんこになるから被りたくない」
このような理由があって帽子を被りたくない方も多いと思いますが、実は帽子はとても重要な役割を果たします。
企業によっては常時ヘルメット着用の場合もあり、ケガの防止や品質の確保にもつながり意外にも被る理由は多くあります。
今回の記事ではなぜ工場勤務では帽子を被るのか、実際帽子を被っていて良かったと感じたことをご紹介します。
- 帽子を被る理由
- 帽子を取って良いタイミング
- 帽子を被っていて良かったこと

帽子の重要性がわかり、帽子をしっかりと被る意識が身に付きます!
ちなみにまるしばアイコンのようなヘルメットの被り方をしてはいけません。(笑)
工場ではなぜ帽子を被るのか

『危険から身を守る』これが主な理由にはなりますが、それ以外の理由もあります。
いろいろな理由をご紹介します。
頭部のケガを防ぐ
工場では大小様々な機械が設置されており、狭くて入りにくい場所やしっかり監視するために頭を乗り出して覗き込む場合があります。
その際、頭部への意識が抜けてぶつけてケガをする恐れが考えられます。
また、機械を動かしているので飛んできた微細なゴミ・粉・油などが頭部に付着してケガ(ヤケド)をするかもしれません。
そのようなケガを防ぐために帽子を着用しています。
企業によっては帽子の内側にインナーキャップ(プラスチック製の簡易ヘルメット)を着用し、より一層ケガをしにくい対策がされています。

人間は頭部が命とも言えますのでしっかり被ってケガを防ぎましょう!
髪の毛が巻き込まれるのを防ぐ
工場の機械は上下左右に動くもの・回転して動くものがあり、帽子を被っていないと動いている機械に髪の毛が巻き込まれることが考えられます。
巻き込まれた場合は大ケガにつながる可能性が高いです。
帽子を被っていれば良いいだろう。と考え髪の毛を出しすぎるのも巻き込まれる原因となってしまいます。
帽子を被る際は髪の毛を出しすぎないよう注意が必要です。

坊主の方はとりあえずしっかり被ってください…。
髪の毛が目にかかるのを防ぐ
長さにもよりますが、髪の毛が目にかかり視界が悪くなります。
機械が動いているのでただでさえ危険な作業が多い工場ですが、視界が悪いとケガをする可能性はさらに上がってしまいます。
そのようなケガをするリスクも防ぐことができます。

もう一度言いますが、坊主の方はとりあえずしっかり被ってください…。
汗を吸収する
企業によっては現場でのタオル使用が禁止されている場合があります。
なぜならそのタオルが機械に巻き込まれる可能性があるからです。
帽子を被ることで汗が吸収され、汗による作業の妨げを防ぐことができますね。
もちろん休憩所での使用は可能です。

吸収するので夏場は帽子がびちゃびちゃになります…。帽子は2個以上所持したいですね。
頭部へ汚れの付着を防ぐ
職場環境によって左右されますが、作業中に頭に粉や油が付着する場合があります。
身体に直接触れると肌が荒れたりこびりついて取れなくなることもあり、非常に厄介です。
帽子に付着する分には拭き取るか洗濯すれば落ちるので良いですね。

私は帽子にいつのまにか油が付着していることがあります。すぐに拭き取ります!(笑)
製品に異物が入るのを防ぐ
特に食品関係の工場ではとても重要になり、髪の毛などが入り込んだ商品がお客さんの手に届いたらクレームが来ます。
会社と自分の評価も下がりひとつも良いことはありません。
しっかり帽子を被って異物混入を防ぎましょう。

飲食物に髪の毛の混入は絶対に気を付けなければなりません。
帽子を取って良いタイミング

帽子は被らなきゃいけないルールですが、就業時間内ずっと帽子被る必要はありません。
帽子を取って良いタイミングをご紹介します。
休憩所
危険な場所で休憩をすることはないので、休憩所では帽子を取っても構いません。
ずっと被り続けていると蒸れたり痒くなったりするので休憩の際は外しましょう。
事務所
事務所内は危険箇所や機械などはないので帽子を取っても大丈夫です。
取らなければならないルールはありませんが被る必要もないので、社内の雰囲気や自分の好みで選択してください。
食堂(昼食時)
昼食の際は帽子を取ってください。
現場で付着した汚れが食べ物に入る可能性があり、周りの人にも迷惑を掛けてしまう場合もあります。
帽子はテーブルに置くのではなく、イスなど直接飲食しない場所に置きましょう。
髪を直したり暑さで蒸れたとき
現場では常に帽子を被らなければいけませんが、一瞬取る程度なら問題ない場合が多いです。
髪が乱れたので直したり、暑さで蒸れたとき一瞬取って風を浴びたり要所で取るのは問題ありません。
ただし、動いている機械の近くで取るのはケガのリスクがあるので避けましょう。
帽子を被っていて良かったこと

私が実際に体験した帽子を被っていて良かったことをご紹介します。
頭部をぶつけても痛くなかった
狭いところに入ったり・覗いたりするときは頭部をぶつけないように意識していますが、そこから抜け出すときにはぶつけないようにする意識が無くなり頭部をぶつけてしまうことは多々あります。
私が勤めている会社では、帽子の内側にインナーキャップ(プラスチック製の簡易ヘルメット)を着用しているので通常の帽子より痛みを感じにくくなっており、ぶつけても痛みを感じることはほとんどありません。
ぶつけた時は毎回「ちゃんと帽子被っていて良かった」と思います。

帽子が邪魔に感じることはありますがこういう時はホッとしますね。
頭部への汚れを防げた
現場作業をしていると帽子に汚れが付着することは多く、なにかに触れた記憶はないのに気が付いたら「きったな!」みたいな経験もあります。
この汚れが髪の毛に付着するとギシギシ・ベタベタになってお風呂で何度も髪の毛を洗わないといけないなんて状況もありました。(笑)

作業中に帽子がズレると髪の毛に直接汚れが付着することがあるので都度被りなおすことが大事ですね!
寝ぐせが治った
朝急いでいるとたまになかなか頑固な寝ぐせが付くことはありませんか?
しっかり濡らしてドライヤーをしても治らないことも…
しかし、会社で帽子を被ると休憩の頃にはキレイに治ってるなんて経験があります。(笑)

恥ずかしながらこんなことでたまに帽子を役立てています…(笑)
帽子を長時間被っているとハゲると聞いたことがある!?
頭がハゲてしまう原因は遺伝、頭皮環境、生活習慣など様々ありますが、
帽子を被る=ハゲる
ではありません。
蒸れて頭皮の菌や汚れが増えるので頭皮が良好な状態ではないとは言えますが、あくまでハゲやすくなるかもよ。という話です。
お風呂ではしっかり頭皮を洗い流し、ケアを怠らないことが大事です。
まとめ:帽子はしっかり被って安全第一で作業しましょう!

今回の記事では、なぜ工場勤務では帽子を被るのか、実際帽子を被っていて良かったと感じたことなどをご紹介しました!
帽子が邪魔だと感じることもあり、特に夏場は帽子を取りたくなってしまいますが自分の命を守るためにしっかり被って作業しましょう!
頭をケガしてしまうと重症になるケースもあります。
仕事もプライベートも充実させるには、ケガなく健康に過ごすことが一番大事です。
油断せず、ケガに注意しながら良い日を送りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。

以上!まるしばでした!

