工場のルールをなぜ守らない?守らないとどうなるのか

工場のルールをなぜ守らない?




工場のルールは主に品質の確保、作業効率化、災害防止の理由があり定めらています。

しかし、ルールがあるのにも関わらず守らない・守れない作業者は意外にも多く存在します。

「めんどくさいからルール無視しよう」
「そもそもそんなルールがあるのは知らなかった」

など、このような理由でルール違反が起き、

「品質異常」
「作業効率悪化」
「労災」

上記の問題が発生してしまいます。

今回の記事では工場のルールを守らない・守れない理由守るための意識をご紹介します。

この記事でわかること
  • 工場のルールを守らない・守れない理由
  • 守るための方法と意識
まるしば

ルールを守って良い工場ライフにしましょう!

目次

工場のルールを守らない・守れない理由

なぜルールを守らない?守れないのか?

ルールは守って当然でしょ?

そう思われる方は多いはずですが、結構めんどくさい決まりだったりそもそもルールを知らない場合もあります。

そのようなことを踏まえルールを守らない・守れない理由、守るための方法も併せて紹介します。

作業がめんどくさい

生産するにあたって品質・安全は最重要になってきます。

これを維持するためには多少めんどくさい作業でも必ず行わなければなりませんが、この『めんどくさい』という気持ちが原因でルールを守らない人が出てしまいます。

守らなきゃいけない理由

品質はもちろん、なによりルールを守ることによって安全に作業をすることができます。

ケガをすると自分と会社にもダメージがあり良いことはなにひとつありません。

めんどくさいルールはたしかにありますが、しっかり守て安全に作業することが大事です。

まるしば

めんどくさいと思う気持ちはすごく分かりますがしっかり守りましょう!ケガをしないことが1番大事。

ルールそのものが古い

時代が経つにつれ技術や機械は大きく変わってきます。

昔は力に頼った作業も多くありましたが今の時代ですと便利なグッズがあったり、快適な環境づくりが進んでいます。

古いルールのままですと現代に合っておらずルールを守ると逆にやりにくくなってしまい、守らないパターンもありますね。

ルールを現代向けに変える

昔→ボルトを締めるときは力いっぱい締めましょう。

現代→ボルトを締めるときはトルクレンチ(設定した力で締め付けできる工具)を使用して締めましょう。

このように利便性が向上したルールに変えることで守ることができます。

まるしば

やりにくいからルールを無視するのではなく、しっかり守れるルールに変えましょう!

ルールの存在を知らない

特に入社したばかりのときに多いですが、『その作業にこのようなルールがあるのは知らなかった』

根本的にルールの存在を知らずに守れない場合もあります。

ルールを把握する

会社側の教育によって左右される部分はありますが、大抵の作業にはルールが存在するので事前にしっかり把握しておくことが大事です。

その作業の正しいい方法がわからない場合はわかる人にしっかり聞き、ルールを守って作業しましょう。

まるしば

なんとなく理解しているルールでも実は知らなかった。なんてこともあるのでしっかり把握しておきましょう!

罰則がない

守れるルールを無視してもなんの罰則もなくこなせてしまう作業であればこう考える人もいます。

『守らない方が楽だし良いんじゃないか』

この考えをする人が増えると、守らなくてもいいという雰囲気になってしまって守らなくなります。

いずれケガや品質異常が出る可能性が高い

守れるルールを守らず異常なく作業できていたとしてもそれは運が良かっただけです。

守らず作業を続けていると「これも・あれもルールを無視しても大丈夫じゃない?」と、どんどん悪化していきいずれケガや品質に問題が出ます。

問題が起きると「あの時守っていれば…」なんて損をしないようにしっかり守ることが大事です。

まるしば

会社側はしっかり罰則を設定することで、多少強引ですが作業者もルールを意識するようになります。

ルールが現実的ではない

例えばこのようなルールがあるとします。

重さ1kgの製品を必ず1個ずつ手で指定された場所に運びましょう。

たしかに1個ずつ運べば身体への負担は減りますが圧倒的に手間が増えます。

そもそも1kgの製品を1個ずつ手で運ぶなら2個、3個持って運んでも問題はなさそうですし、ルール自体にも改善の余地がありそうですよね。

この現実的ではないルールがあると守らない人も当然います。

ルールを改善する

ルールと言っても改善できるルールも多くあります。

上記の例の場合は1個ずつ手ではなく、『複数個を台車で運ぶ』に改善すれば効率も上がり身体的にも楽ですね。

まるしば

「こっちのルールに改善した方が良いんじゃないか?」など、積極的に発言し楽な作業にしていきましょう!

ルールを守るための意識

ルールを守る意識

ルールを守るためにはひとりひとりの意識が重要です。

現場に合ったルールになっていることを前提で守るための心得をご紹介します。

ケガをするかもしれない意識

当然ですが痛い思いをしたい人はいません。

現状改善が難く、めんどくさいルールであっても守っていればケガをするリスクは激減します。

ちょこっと危ない作業でも人間はどうしても楽に済ませたいという気持ちが出てしまいます。

そのルールを無視するとケガをするかもしれないという意識をすることが大事です。

身体があってこその仕事なので安全は最重視で作業してください。

品質異常が出るかもしれない意識

品質異常は会社に損害を与えます。

損害与えてしまうと自分への評価も下がりますし申し訳ない気持ちもあり、精神的にダメージを受けます。

品質確保のためのルールでもあるので、守っていれば良品ができる仕組みになっていることがほとんどです。

損害を与えてしまうと取り返しがつかないのでしっかり意識して作業を行いましょう。

機械が故障するかもしれない意識

ルールを守ることによって機械を正常且つ安全に運転することができます。

「ちょっと動かすだけだから」と言って手順の一部を省いて動かすと機械が故障してしまうこともあります。

機械が故障した際は設備保全に依頼して直してもらうか、最悪な場合機械メーカーを呼んで大掛かりな修理をしなければなりません。

そうなると機械停止の時間が発生し、実質会社に損害を与えてしまうことになるのでルールを守ることで機械の故障も防ぐことができます。

まとめ:決められたルールはしっかり守る

ルールを守って作業する

今回の記事では工場のルールを守らない・守れない理由と守るための意識をご紹介しました!

守ることによって、

「品質の確保」
「作業効率向上」
「無災害」

上記のことを達成することができます。

たしかにめんどくさい作業やルール自体の問題がある場合もありますが、

めんどくさいルールはいかに効率を良くするかを考え、問題のあるルールは改善することで守ることが可能です。

ルールがめんどくさい・嫌い=守らない

ではなく、

ルールがめんどくさい・嫌い=可能な限り環境に合ったルールに改善する

まるしば

これがルールを守るための極意です!守れないルールは放置せず守れるものにしてしまえばいいんです!

そもそも知らなかったルールはしっかり把握し、守って工場作業を充実させてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございます。

まるしば

以上!まるしばでした!

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